透明のダイヤモンド

婚約指輪というものは、結婚の約束のために交わします。約束をしたことを形にすることによって、結婚の意思をはっきりとわかるようにする意味も込められています。

最近の婚約指輪を見てみると、ダイヤモンドが使われていることが多くなっています。しかし本来、ダイヤモンドにこだわる必要はないのです。なのになぜ、ダイヤモンドなのかと言うと、最も硬い石だからということがポイントになってきます。モース硬度上、もっとも強度があるのがダイヤモンドだということは、一般的によく知られていることでしょう。硬い石であり、崩れてしまったりすることはありません。摩耗してしまうこともないため、固いきずなで結ばれるという意味を持っているのです。

もう一つ、透明であるということも重要でしょう。透明とは、他の色に染まっていない、純真無垢なイメージを持ちます。白とは異なり、何にも染まらないという感覚にもなるでしょう。婚約指輪にダイヤモンドが使われるのも、透明で光り輝く姿から、花嫁にふさわしい宝石であるからなのです。また、美しい輝きを持つプラチナと組み合わせることが多いのも、こうしたイメージを組み合わせることによって結婚が神聖なものであることを連想させる効果があると言えるでしょう。