誓約のためのもの

婚約とは、何か誓約があるわけではありません。結婚の申し込みをして、承諾するというだけであって、結婚したわけでも結婚するわけでもないのです。その約束を取り交わしたというだけで、口頭だけでは結婚も決まっていないのです。なぜなら、役所など公的機関に書類を提出したわけではないからです。

そこで、結婚の約束を取り交わした証として婚約指輪を贈ることが一般的です。約束を形にしたものであり、もちろん愛情のあかしでもあります。指輪ですから書類的なものでも、儀礼的なものでもありませんが、それでも意味を考えれば、結婚したい気持ちが込められている重要なアイテムなのです。

婚約指輪が、月収何カ月分や年収分などといわれる理由は、それだけ相手のことを大切に思っている気持ちを表現するためと言って良いでしょう。金額が高ければ、何か約束に変化が出るというわけではありませんし、低いから相手への気持ちが少ないのかと言えばそうではありません。結婚したいという気持ちを贈るものですから、最近では金額にこだわりがなくなりつつあります。約束を形にすることが大切であり、気持ちと値段は比例するわけではありませんから、相手が気に入るものを贈ると良いでしょう。